ソーラーシェアリング導入Q&A/Q.15 〜Q.16 大規模案件を進めるポイント

始めよう、農業×エネルギー!/ソーラーシェアリング導入Q&A(15〜16)

ソーラーシェアリング、やってみたいけど…… 何から、どう手を付けたらいいか分からない。 農作業のこと、発電設備のこと、お金のこと、 疑問はどんどん湧いてきます。 でも、ご安心ください。 ソーラーシェアリング導入の疑問に答えます!

Q.15 大規模なソーラーシェアリング計画をすすめるときのポイントは?

A.

地域の方々との合意形成が、最大のポイントです。

大規模なソーラーシェアリングの場合、Q1でみたように「地主、耕作者、発電事業者が、それぞれ別の人」である場合が多いでしょう。地権者も1人だけとは限りません。計画地はもちろん、近隣の農地も含め、ステークホルダーとの協議を早い段階から重ねていく必要があります。地域の農業関係者や近隣住民への説明も、ていねいに行っていきましょう。

ソーラーシェアリングは通常の太陽光発電とは違い、農業という地に足のついた営みとセットになったものです。そこには地域とのつながりが欠かせません。一方で、それだからこそ、大規模プロジェクトは地域活性化や農業振興に結びつけやすいものです。匝瑳メガソーラーシェアリングのように、耕作放棄地という長年の課題を解決する切り札にすることもできます。そのためにも、大切なのは地域の合意形成です。

 

<参考記事>

<特集>匝瑳メガソーラーシェアリング 農地創出プロジェクトの全貌


Q.16  大規模なソーラーシェアリングには、電力会社との事前相談が必要?

A.

設備容量が50kWを超える太陽光発電の場合、電力会社に接続申込みをする前に、「事前相談(任意)」と「接続検討(必須)」の機会があります。この手続きは、ソーラーシェアリングにおいても、一般の太陽光発電と変わりません。

まず「事前相談」によって、電力系統(電線網)に接続する際に、なんらかの制約を受ける可能性はないかなどを確認します。次に「接続検討」によって、送配電設備の新設・増強工事の有無などが判断されます。また、必要となる工事の概要や工期、工事費負担金の概算等が示されます。営農計画策定後、発電設備に関する調査段階では、事前相談を済ませておきましょう。

<参考記事>

はじめよう、農業×エネルギー ソーラーシェアリング導入Q&A

[工事費負担金]

工事費負担金とは、太陽光発電設備で発電した電気を電力会社に売るにあたり、電力系統(電線網)に接続するために必要となる工事に関する負担金。発電事業者が電力会社に支払うもので、その金額は発電設備の規模や設置場所・工事内容等によって大きく異なります。一般的なケースでは、50kWの発電設備で20万〜60万円位が多いようです。ただし、遠くまで新たに電線を引かなければならない農地などは、その距離の分だけ高くなります。もちろん、同じ場所なら規模が大きいほど高額です。この負担金を納めないと売電はできませんから、要注意です。



監修 馬上丈司
text: Kiminori Hiromachi

(「アースジャーナルvo.5」より転載 ※一部再編集)

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