ソーラーシェアリング導入Q&A/Q.10 つくった電気は、何年間、いくらで売れる?
始めよう、農業×エネルギー!/ソーラーシェアリング導入Q&A(10)
ソーラーシェアリング、やってみたいけど…… 何から、どう手を付けたらいいか分からない。 農作業のこと、発電設備のこと、お金のこと、 疑問はどんどん湧いてきます。 でも、ご安心ください。 ソーラーシェアリング導入の疑問に答えます!
A.10
太陽光発電でつくった電気は、「再生可能エネルギーの固定価格買取制度(FIT)」において、電力会社による買い取りが義務付けられています。その買取価格(発電事業者からみれば「売電価格」)は、国によって年度ごとに定められ、買い取り期間中に変更されることはありません。
買い取り期間は、再生可能エネルギーの種別によって異なりますが、ソーラーシェアリング(10kW以上)の場合は20年間です。2017年度の買取価格は、1kWhあたり21円。2017年度に発電事業の認定(FIT認定)を受けた設備については、21円/kWhという単価で、20年間にわたって買い取りが保証されるというわけです。例えば50kWの発電設備をつくった場合、年間発電量は70,000kWhと仮定して、年間の売電収入は約150万円となります。(※最新の買取価格について)
[Q&A一覧]
Q. 02 ソーラーシェアリングで作れる作物は? 収穫量は落ちない?
Q. 03 農業振興地域、第一種農地でも太陽光発電ができるの?
Q. 04 耕作放棄地をソーラーシェアリングで農地に戻せるって本当?
Q. 05 ソーラーシェアリングの太陽光パネルは、ふつうの太陽光パネルとは違うの?
Q. 06 太陽光パネルの支柱が、農作業のジャマにならない?
監修 馬上丈司
text: Kiminori Hiromachi
(「アースジャーナルvo.5」より転載 ※一部再編集)