ソーラーシェアリング導入Q&A/Q.01 私にもソーラーシェアリングはできますか?
始めよう、農業×エネルギー!/ソーラーシェアリング導入Q&A(1)
ソーラーシェアリング、やってみたいけど…… 何から、どう手を付けたらいいか分からない。 農作業のこと、発電設備のこと、お金のこと、 疑問はどんどん湧いてきます。 でも、ご安心ください。 ソーラーシェアリング導入の疑問に答えます!
A.
ソーラーシェアリングは、農地に関わるいろいろな人が取り組むことのできる事業です。①「農家さん(地主)が自分の土地で耕作しながら発電事業も行う」というのが標準的なパターンですが、それだけではありません。②「地主、耕作者、発電事業者が、それぞれ別の人」という場合もあるし、③「農家さん(地主)が自分で耕作しているが、発電事業は別の人が行う」、④「地主は土地を貸しているだけで、耕作と発電事業は別の人が行う」、⑤「地主が発電事業を行うが、耕作は他の人が行う」ということもあります。
それぞれのパターンの特徴は……
①:手続きが比較的ラクで、金融機関からの融資も受けやすい。農業委員会の許可も得やすい。
②:大規模なソーラーシェアリングに多い。たくさんの人が関わるので地域活性化に結びつく。
③:発電事業をやりたい人と協力して、発電設備の地代を得ながら営農できる。
④:土地がなくてもソーラーシェアリングに本格参入できる。耕作者と発電事業者は法人である場合が多い。
⑤:農地の有効活用をしたいと考える地主さんに最適。農地を守りながら収益アップを実現できる。
[Q&A一覧]
Q. 02 ソーラーシェアリングで作れる作物は? 収穫量は落ちない?
Q. 03 農業振興地域、第一種農地でも太陽光発電ができるの?
Q. 04 耕作放棄地をソーラーシェアリングで農地に戻せるって本当?
Q. 05 ソーラーシェアリングの太陽光パネルは、ふつうの太陽光パネルとは違うの?
Q. 06 太陽光パネルの支柱が、農作業のジャマにならない?
監修 馬上丈司
illustration: Tomoyuki Okamoto text: Kiminori Hiromachi
(「アースジャーナルvo.5」より転載 ※一部再編集)