ソーラーシェアリング導入Q&A/Q. 06 太陽光パネルの支柱が、農作業のジャマにならない?
始めよう、農業×エネルギー!/ソーラーシェアリング導入Q&A(6)
ソーラーシェアリング、やってみたいけど…… 何から、どう手を付けたらいいか分からない。 農作業のこと、発電設備のこと、お金のこと、 疑問はどんどん湧いてきます。 でも、ご安心ください。 ソーラーシェアリング導入の疑問に答えます!
A.
はい、大丈夫です。A3でも記した通り、ソーラーシェアリングの許可(農地の一時転用)を得るためには、「支柱の高さ・間隔等からみて農作業に必要な機械等を効率的に利用できる空間が確保」されていなければなりません。言い換えれば、農作業のジャマになるような設備など認められていないのです。
農林水産省の指針には、具体的に「高さは概ね2m以上」と書かれていますが、実際には、使うトラクター等のサイズに合わせて2.5~3.0m程度の高さを確保しているケースが多いようです。
また、支柱間隔については、4.0~4.5m程度あれば耕作に問題はないでしょう。設備を設計する際には、専門家に相談して営農に適した支柱間隔を確保することが重要です。
[Q&A一覧]
Q. 02 ソーラーシェアリングで作れる作物は? 収穫量は落ちない?
Q. 03 農業振興地域、第一種農地でも太陽光発電ができるの?
Q. 04 耕作放棄地をソーラーシェアリングで農地に戻せるって本当?
Q. 05 ソーラーシェアリングの太陽光パネルは、ふつうの太陽光パネルとは違うの?
Q. 06 太陽光パネルの支柱が、農作業のジャマにならない?
監修 馬上丈司
text: Kiminori Hiromachi
(「アースジャーナルvo.5」より転載 ※一部再編集)