3.11被災者への追悼を捧げる「Peace on Earth」で、ソーラーシェアリング・ドームが登場
「追悼と未来への場づくり」を掲げ、震災の翌年から開催を続けてきたイベント「Peace on Earth(ピースオンアース)」が今年も開催される。
今年で、大震災から丸8年。震災発生の時間 午後2時46分が、平日の日中となるため、プログラムは前日10日(日)の午後〜夕方にかけて前夜祭プログラムも予定されているとのこと。
そんな追悼イベントに、日本で初めてソーラーシェアリング設備を活用したステージ「ソーラーシェアリング・ドーム」が登場する。
発電するドームハウスが、会場ステージと客席に
この画期的な設備に使用されるのは、当サイトでもご紹介したことがあるWWBのビニールハウス型ソーラーシェアリングシステム。同社の超軽量ソーラーパネル「マクサライト」40枚により発電する最大約8kw/hの電力で、音響と照明を運営する予定とのこと。その形状から、少しずつ春めいた日が増えてきたとはいえ、まだまだ朝夕に残る3月上旬の寒風から、来場者をまもる役割も期待できそうだ。
原発事故によって大きな被害を産んだあの日を追悼するイベントだからこそ、こうした再生可能エネルギーの活用は相応しいものであるし、そこにソーラーシェアリングの設備が活用されることに大きな意味を感じずにはいられない。
ともに被災者への祈りを捧げつつ、未来に残すべきエネルギーについて、少しでも来場者が感じ、考えてもらえるきっかけとなることを願ってやまない。
ソーラーシェアリング・ドーム設営イメージ。被災者への祈りを捧げるに相応しい環境を作り上げるだけでなく、発電した電力で、照明や音響も賄われる予定だ。
今回のステージ設置は、WWB株式会社およびWWBソーラー山梨太陽光試験所の特別協賛&技術協力によって実現した。
「311未来へのつどい Peace On Earth」
3月11日(月)12時―20時(予定)
日比谷公園 噴水広場 参加費:無料 雨天決行
主催:311東日本大震災 市民のつどい
共催:アースガーデン、土と平和の祭典
事務局:アースガーデン(tel 03-5468-3282)info@earth-garden.jp
公式サイト:http://peaceonearth.jp
<登壇予定>
・C.W.ニコル
・佐藤タイジ(シアターブルック)
・Yae
・SUGIZO(LUNA SEA/X JAPAN)
・飯田哲也(ISEP)
・ウォン・ウィンツァン
・龍潤生(WWBソーラー)
・野中ともよ(アースデイいのちの森)
・谷崎テトラ(京都造形芸術大学教授/ワールドシフト)
・東光弘(匝瑳ソーラーシェアリング 技術者)
・DJ AUTO
・Comugi(司会)
※東北からのゲストや、「アースデイ東京」 開催記者発表他も予定
WWB Solar山梨太陽光試験所(1) 見て、触って、体験できる展示場